STニュース
 

C2587C

2008年8月20日

エリクソンとSTマイクロエレクトロニクス、
モバイル・アプリケーション向け半導体とプラットフォームで
世界をリードする新会社を設立

*2008年8月20日にジュネーブ、ストックホルムで発表されたプレスリリースの抄訳です。

  STマイクロエレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)とエリクソン(NASDAQ: ERIC)は、本日、エリクソン・モバイル・プラットフォーム(以下EMP)とST-NXP Wirelessを合併し、合弁事業を行うことに合意したことを発表しました。対等合併により設立される合弁事業は、モバイル・アプリケーション向けに業界最強の半導体製品とプラットフォームを提供することとなり、ノキア社、サムソン社、ソニー・エリクソン社、LG社、およびシャープ社の主要サプライヤとなります。この合弁事業はファブレスの形態をとり、従業員数約8000名、2007年の売上は36億USドル規模となります。STは、今回の取引完了の前に、NXP社が所有しているST-NXP Wirelessの株式20%を買い取る選択権を行使する予定です。

合弁事業において、STは、ノキア社、サムソン社およびソニー・エリクソン社との顧客関係、完全な世界水準の2G/EDGEプラットフォームと強力な3Gソリューション、ならびに業界をリードするマルチメディアやコネクティビティに関連するソリューションをもって貢献します。一方、エリクソンは、ソニー・エリクソン社、LG社、およびシャープ社との顧客関係、業界をリードする3GおよびLTEプラットフォーム技術によって貢献します。新しい合弁事業は、あらゆる領域を網羅する専門家を有しており、長期的安定を維持すると共に、製品研究、ならびに最先端のモバイル・プラットフォームとワイヤレス半導体の設計、開発、製品化における業界リーダーになることを目指しています。

スケールが重要であるビジネスにおいて、両親会社によって補完された製品ポートフォリオは、EMP(Ericsson Mobile Platforms)とST-NXP Wirelessとの既存の戦略的提携を活用し拡大することにより、大きな企業スケールと相乗効果をもたらすこととなります。

エリクソンの代表取締役社長兼最高経営責任者であるカール−ヘンリック・スヴァンベリ(Carl-Henric Svanberg)は次のようにコメントしました。「プラットフォームと半導体に関するエリクソンとSTの補完的な強みや製品提供力を組み合わせることにより、この合弁会社は、世界のリーダーとなるための良好な位置に付くことになります。業界は迅速なペースで発展し続けており、顧客は私たちの広範な提供力から利益を得ることができるでしょう。このパートナーシップは完璧な組み合わせであり、技術的リーダーシップをとるために必要な企業スケールならびに完全な提供力を保証することとなります。」

STの社長兼最高経営責任者であるカルロ・ボゾッティ(Carlo Bozotti)は次のようにコメントしました。「STは思い切った次の措置を取りました。我々は、業界をリードする2つの企業の融合により、顧客に新たなる価値と急速な技術革新を提供し続けるための強い能力を有する、モバイル・プラットフォームと半導体ソリューションの世界的リーダー企業を創造します。今年の4月に、STは、ワイヤレス・ビジネスの強化と同分野におけるリーダーシップをさらに高めるために、STとNXPのワイヤレス事業に関する資源を融合する計画を発表しました。これにより、当社の力強い成長と財政的なリターンの継続的拡大を目指してきました。我々は、この目標をさらに拡大し、さらなる機会に立ち向かうために最良の位置付けにあると言えるでしょう。」

NXPの最高経営責任者であるフランス・ファン・ホーテン(Frans van Houten)は、次のようにコメントしました。「合弁会社であるST-NXP Wirelessをエリクソンと共に拡大して行くために、STが、我々の所有している20%の株式を買付けたいという希望を理解しています。我々は、次のステップとしてエリクソンとSTがワイヤレス半導体分野のグローバル・リーダーを設立しようとしていることを支持します。進行中の合弁事業の成功を確実なものとするため、すべてのNXPの供給とサポートに関する契約は計画通り続行されます。20%の株式に係わる追加収益は、NXPの中核事業における革新と投資を介して当社のリーダーシップをさらに高めることに繋がるでしょう。」

合弁会社は大手顧客との関係ならびに広範な顧客基盤を有しており、STとエリクソンとの既存の協力の成功に続き、これらの緊密なリレーションシップが、新会社にさらなる恩恵を与えることとなるでしょう。合弁会社は業界リーダー各社の、特に最大手携帯電話メーカー5社のうち4社の主要サプライヤとなり、この大手4社の世界シェアは合計でほぼ80%となります。

合弁事業は、2G/EDGE、3G、HSPA、およびLTE技術向けモデム、マルチメディア、およびコネクティビティ・ソリューションを含む完全なプラットフォームを提供します。提供されるプラットフォームには、携帯電話メーカーの迅速な製品開発を可能とするための、ハードウェア、ソフトウェアおよび各種サポートが含まれています。EMPは、高度なモバイル用モデム設計技術やモバイル端末用アーキテクチャに関する専門的技術を擁しており、ST-NXP Wirelessは業界トップのASIC、ASSP、アプリケーション・プロセッサ、コネクティビティ関連製品、ハードウェアの組立・テストを含む広範なワイヤレス半導体開発の経験を擁しています。

対等合併による合弁事業の内容は、約7000人の社員が雇用される開発・マーケティングの合弁会社が主導する形をとります。この会社は、STの連結決算対象となり、エリクソンは持分法を使用して計上を行います。また、約1000人の社員で構成される別のプラットフォーム設計会社が、開発・マーケティング会社に対しプラットフォーム設計を行います。エリクソンはこのプラットフォーム設計会社を連結決算に含め、STは持分法により計上します。これら総従業員約8000人の内、約5000人はST-NXP Wirelessから異動し、約3000人はEMPから異動する予定です。新会社はファブレス企業となり、STならびにその他の外部の製造業者のシリコン技術と生産能力を使用することになります。

今回の合併による合弁会社の本社はスイスのジュネーブにおかれ、企業統治は両社のバランスをとります。各親会社は4人の執行役員を任命し、エリクソンは会長にカール−ヘンリック・スヴァンベリを任命、STは副会長としてカルロ・ボゾッティを任命します。さらに、STからはCEO(最高経営責任者)が指名され、エリクソンからはエグゼクティブ・バイス・プレジデントが指名されます。既に選出されたアラン・デュティ(Alain Dutheil)によって経営チームが率いられます。

合弁会社は、各親会社から関連資産を取得します。合併後、新会社は4億USドルの現金持高を所有することとなります。エリクソンは、11億USドルを合弁会社に支払い、合弁会社はその内の7億USドルをSTに支払います。今後、合弁会社の設立に必要な関係機関の承認作業が進められます。

ST-NXP Wirelessは、STマイクロエレクトロニクスとNXPがそれぞれ80%と20%の株式所有で設立されましたが、STは既にNXPと同意した条件の下に残りの株式を取得します。20%の株式の価格は、買付け行使時から過去12カ月(LTM)のST-NXP Wirelessのパフォーマンスによって決定され、買付の行使は、STとエリクソンの取引完了前に行われる予定です。

2001年9月1日に、エリクソンは国際標準化に関する同社のリーダーシップと2.5G から3Gモバイル・システムに関わる世界屈指のIPポートフォリオに基づき、2.5Gおよび3Gプラットフォームを携帯電話メーカーやその他のワイヤレス・デバイス・メーカー各社に提供するためにEMPを設立しました。EMP設立の理由は、携帯機器を供給する会社は多数あるにも関わらず、チップ・セットを提供できる会社は数社である、という状況に対する変革でした。EMPは、ソニー・エリクソン社、LG社およびシャープ社へ3GおよびHSPAプラットフォームを供給しています。同社はエリクソン・グループのマルチメディア・ビジネス・ユニット(Business Unit Multimedia)の一部で、スウェーデンのルンドに本部を構えています。

ST-NXP Wirelessは2008年8月2日に、新会社としての活動を開始しました。2G、2.5G (GPRS)、2.75G(EDGE)、3G、LTE、マルチメディアおよびコネクティビティに関する最新ソリューションを提供する能力を駆使して、ワイヤレス・コミュニケーション向け半導体とプラットフォーム・ソリューションを提供するグローバルな企業です。同社の売上の約4分の3に相当する製品は各分野において市場をリードしています。また、急成長する中国市場において強固な基盤を持ち、TD-SCDMAに関し優位な位置に付けています。この合弁会社は、2007年の売上規模が約30億USドルのビジネスをベースとしており、数千件に上るコミュニケーションおよびマルチメディア関連の特許を有しています。

今回の取引に関する両社の財務顧問は、エリクソンがSEB Enskilda、STと同社の取締監査役会がモルガン・スタンレーとUBSとなっています。

記者の方へ
STマイクロエレクトロニクスの社長兼最高経営責任者であるカルロ・ボゾッティとエリクソンの代表取締役社長兼最高経営責任者であるカール−ヘンリック・スヴァンベリは、本発表に関し報道関係者ならびにアナリスト向けの共同記者会見を2008年8月20日(水曜日)英国時間12時(日本時間20時、中央ヨーロッパ標準時13時)よりロンドンにて開催します。尚、記者会見の内容はWEBを介して放送されます。
http://www.ericsson.com/press
http://investors.st.com

また、アナリストおよび機関投資家向けのカンファレンス・コールは、本日、英国時間15時、(日本時間23時、中央ヨーロッパ標準時16時)より開催します。

以下のアドレスより両社経営陣の写真および経歴書がダウンロードできます。

エリクソン経営陣 : www.ericsson.com/ericsson/press/photos/index.shtml

ST経営陣 : http://www.st.com/stonline/company/photos.zip

カール−ヘンリック・スヴァンベリの経歴書ならびに写真
www.ericsson.com/ericsson/corpinfo/management/carl-henric_svanberg.shtml

カルロ・ボゾッティの経歴書ならびに写真
www.st.com/stonline/company/bio/bozotti.htm

エリクソン広報マルチメディア・サイト
www.ericsson.com/broadcast_room

スウェーデン証券取引所法に基づく情報公開
エリクソンは、スウェーデン証券取引所法に基づき、情報を公開します。今回の情報は、2008年8月20日 中央ヨーロッパ標準時 8時(日本時間 8月20日 15時)に公開されました。

将来予測に関する記述
本リリースの記述のうち過去の事実以外の記述には、経営陣の現時点での見解および推測に基づく将来の見込みおよび将来予測に関する記述(1933年米国証券法第27A条または1934年米国証券取引所法21E条(いずれも修正後)に該当する)が含まれています。将来予測に関するこれらの記述は,様々なリスクや不確定要因の影響を受けます。そうした様々なリスクや不確定要因は,当社の事業の実績と効率が将来予測に関する記載と大きく異なる要因となりえます。これらのリスク要因または不確定要因の1つ以上が具体化した場合や、基礎となる前提が誤りであることが判明した場合、実際の結果が本リリースに記載した結果と大きく異なる可能性があります。当社は、後発事象や状況を反映させるために本リリースに含まれる情報または将来予測の記述を更新する意向はなく、かつ更新する責任を一切負いません
エリクソンについて
エリクソン ロゴエリクソンは、通信事業者に向けてテクノロジおよびサービスを提供している世界有数の企業です。2Gおよび3G移動通信技術におけるマーケット・リーダーとして、通信サービスの提供から1億9,500万人を超える加入者をカバーするネットワークの管理までを行っています。当社のポートフォリオには、移動網および固定網インフラ、ならびに事業者、企業、開発者向けのブロードバンドおよびマルチメディア・ソリューションが含まれており、合弁会社ソニー・エリクソンは、多機能的な携帯電話を一般ユーザーに提供しています。

エリクソンは、革新、技術および持続可能なビジネス・ソリューションを通じて「全世界の人々にコミュニケーションを」というビジョンを掲げ邁進しています。175ヶ国で勤務する約7万人超の従業員は、2007年、279億USドル (1,880 SEK) の収益を創出しました。1876年に設立され、本拠地をスウェーデン ストックホルムにおき、OMXノルディック取引所、およびNASDAQに上場しています。
さらに詳しい情報は、エリクソンのホームページをご覧ください。
  エリクソン本社(英語) : http://www.ericsson.com
  日本エリクソン  : http://www.ericsson.co.jp
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場しています。2007年の売上は100億USドルでした。
さらに詳しい情報は、STのホームページをご覧ください。
  ST日本法人 http://www.st-japan.co.jp
  STグループ (英語) http://www.st.com
◆ 報道関係のエリクソンへのお問い合わせ先
日本エリクソン(株)
マーケットコミュニケーション部 坂田
TEL:03-3830-2600
◆ 報道関係のSTへのお問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
コーポレート コミュニケーション部 内芝/迫(さこ)
TEL:03-5783-8220
◆ IR関係のエリクソンへのお問い合わせ先
Ericsson Investor Relations
Phone: +46 8 719 0000
E-mail: investors.relations.se@ericsson.com
◆ IR関係のSTへのお問い合わせ先
Tait Sorensen
Phone: +1-602-485-2064
E-mail: tait.sorensen@st.com