STニュース
 

P1266M

2003年11月6日

STマイクロエレクトロニクスはクリスタルを小型
SOX28パッケージに搭載した最新RTCとスーパーバイザー・チップを発表

バックアップ電源を顧客提供バッテリから取り込み、省スペースと省コストを実現

STは、クリスタルを小型SOX28パッケージに搭載した最新RTCとスーパーバイザー・チップを発表:M41ST85MX6
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM 以下ST)は、M41ST85シリアルRTC(リアルタイム・クロック:Real-Time Clock)とスーパーバイザー・チップの新バージョンとして、32KHzクリスタル内蔵のロープロファイル・省スペースのSOX28パッケージを発表しました。3Vと5Vのバージョンが用意され、M41ST85MX6には数多くの機能が集積されています。バックアップ電源は、システム内に一般に存在する顧客提供バッテリを共用するため、スペースとコストの削減を実現しています。

クリスタルをパッケージに集積することでICとクリスタル間の適合が一層改善され、時間精度が向上しています。SOX28パッケージは、干渉からクリスタルを隔離することでセキュリティを強化し、さらに湿気に対するクリスタルの保護機能も高めています。また、クリスタルの外部接続が不要となるため、アセンブリ・コストも削減されます。

SNAPHATパッケージの姉妹製品M41ST85MH6と同様、M41ST85MX6はシリアルRTCにマイクロプロセッサとNVRAMスーパーバイザー機能を組み合わせています。この高レベルの集積により、さらにコストの削減を実現しています。M41ST85MX6の心臓部は、プログラマブルでバッテリバックアップされるRTCであり、ここに100分の1秒〜100年までの分解能で時刻と日付のRTC カウンタが格納されています。RTCは400kHz 拡張 I2Cインタフェースを介してアクセスします。M41ST85MX6のRTC部は、低電力のCMOS SRAM技術が使用され、64X8ビット構成、内20バイトはRTCレジスタで、残りの44バイトは汎用NVRAM 領域になっています。

NVRAMスーパーバイザー部は、外部に接続されたLP SRAM(低電力SRAM)を「不揮発化」します。この機能にはAutomatic Battery Switch-Over(自動バッテリ切り替え)回路、Chip-Enable Gate for Write Protection(書込保護用 チップ・イネーブル・ゲート)、およびBattery Monitor(バッテリ・モニタ)が含まれます。これにより、ユーザはM41ST85MX6のバックアップ・バッテリを使用して外部の接続されたLP SRAMをバックアップすることが可能です。

M41ST85MX6のマイクロプロセッサ・スーパーバイザー部には、1.25V基準によるEarly Power-Fail Warning(早期電源異常警告)回路、および2組のリセット・入力ピンとパワー・オン・リセット/低電圧検知回路を含むといった複数のソースによって起動可能なリセット回路を集積しています。また、62.5ms〜128sの範囲でタイムアウトがプログラブルなウオッチドッグ・タイマー(WDT)も集積されています。

高集積、省コストおよび省スペースのM41ST85MX6のアプリケーションとして、POS端末、サーバ、医療システム、自動販売機、SCSI周辺機器、ゲーム・センター 等に適しています。 高さ2.4mm、幅0.42mm(ピンを含む)、長さ18.4mmという小型でロープロファイルのSOX28パッケージは、高集積、省スペース、省コストの特徴を兼ね備えています。M41ST85MX6の動作温度範囲は-40°〜+85°Cです。現在、サンプルを提供しており量産も開始しています。
 

STマイクロエレクトロニクスについて



STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組み合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場しています。2002年の売上は63億2000万ドルで、純利益は4億2940万ドルでした。

さらに詳しい情報は、STのホームページをご覧ください。
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