STマイクロエレクトロニクス(
http://www.st-japan.co.jp/、NYSE:STM、以下ST)は、低コストな
ST7Liteファミリに、最大24本のI/O(入出力)ラインを備えた8bit Flashマイクロコントローラ「
ST7Lite49M」シリーズを追加することを発表しました。これにより、コスト競争の激しい用途において人気の高い同ファミリの応用アプリケーションをさらに拡大します。
ST7Liteは、セキュリティおよび照明システム、パワー・マネージメント、小型家電、センサおよびモータ制御など、比較的シンプルな製品向けに特化した設計になっています。
新しい
ST7Lite49Mシリーズは、量産品がLQFP32パッケージ、試作品がSDIP32パッケージで提供されます。最大4KByteまでの小容量メモリと、定評ある
ST7Liteの機能セットとを組み合わせた、最大24本の高シンク電流I/Oラインを持つマイクロコントローラの提供によって、Liteファミリがさらに拡充されることになります。実際の現場において、シンプルな低コスト・アプリケーション向けの組込み設計にとって必要なのは、多くの場合、小さなファームウェア・サイズと、双方向I/Oラインによる高い柔軟性の組み合わせです。新しい
ST7Lite49Mファミリはこれらの要件を満たすことを目的としており、Flash版とプリプログラム版の両方について、128ByteのEEPROMメモリを搭載した、コスト効率に優れたデバイスを提供します。
コンフィギャラブルなウォッチドッグ・タイマ、プリスケーラ付きのデュアル8bit Liteタイマ、およびデュアル12bitオート・リロード・タイマを含む、250Hz〜4MHzの範囲で動作する強力なタイマ群がチップ上に集積化されており、アウトプット・コンペア機能、入力キャプチャ、デッドタイム生成、および1パルス・モードを持つ4つのPWM信号を提供します。特に12bitタイマは、eバイクや空調などにおける照明およびモータ制御アプリケーションに特化して最適化されています。
その他にも各種機能(高精度内蔵8MHz RC発振器、32kHzオート・ウェイクアップ発振器、10チャネル/10bitの高速ADC、5種類の節電モード、および低電圧検出付きの調整可能なリセット回路を含む)がチップに内蔵されているため、外付け回路が不要になり、システム設計が簡素化されることによって、設計の作業量が減少します。さらに、I
2C通信インタフェースもチップ上に集積化されています。
同ファミリ向けに幅広い開発プラットフォームが利用可能であり、完全なハードウェア/ソフトウェア・ツール・チェーンがSTおよびサード・パーティから提供されています。STのStick ProgrammerやRaisonanceのReva評価キットおよびR-link USBデバッギング/プログラミング・ツールなどの低コスト・ツールから、STのマイクロコントローラ・プラットフォームの大部分(STM7、STM79、STM32)に共通するハイ・エンドSTICEエミュレータまで、STのソリューションを使用することにより、マイクロコントローラ・ベースの低コストなシステムと高度なシステムの両方について、作成、構築、およびデバッグを迅速かつ効率的に行うことが可能です。これらのプラットフォーム・ツールは、フリーのST7 Cコンパイラ(コード・サイズ16KBまで無料)で容易に利用可能であり、STのSTVD7ソフトウェアIDEによるサポートも無償で提供されています。
STの
ST7Liteファミリは、コスト競争の激しいアプリケーション向けの、完全なラインアップを持つエントリ・レベルの8bit Flashマイクロコントローラであり、現在8ピンから32ピンのパッケージで入手可能です。初回試作から量産まで、開発サイクルのあらゆる段階において極めて高い柔軟性を実現し、所有コストの削減と迅速なタイム・ツー・マーケットを保証します。
ST7Lite49Mは現在SDIP(サンプル)およびLQFP32(量産品)パッケージで提供されており、単価は約1万個購入時で約0.78ドルです。