電源アプリケーションの世界的リーダーであるSTマイクロエレクトロニクス(
http://www.st-japan.co.jp/、NYSE:STM、以下ST)は、アバランシェ耐圧800VのMOSFETに多数の機能を集積することで、外付け部品数の低減とスタンバイ・モード時の効率的な動作保証を実現する、オフライン・スイッチング・コンバータ
VIPer17を新たに発表しました。調整可能な定電流動作により、12WまでのSMPS(Switched-mode Power Supply)の主電源電圧として使用することが可能です。
VIPer17は、高電圧スタートアップ電流ジェネレータと共に必要な保護機能を集積しており、外付けの検出部品やスタートアップ抵抗が不要です。保護機能として、精度良く調整可能な過電圧 / 過負荷保護機能、ヒステリシスを備えた過熱保護機能、および2段階の過電流保護機能を集積しています。障害を検出するとデバイスの自動リスタート機能が開始され、電源や負荷の損傷を防ぎます。起動時や障害発生後に作動する内蔵のソフトスタート機能が、2次側のダイオードの負荷を軽減すると共にトランスの飽和防止に役立ちます。
VIPer17は、給電対象の機器がスタンバイ・モードになっている場合などの軽負荷条件下において、自動的にバースト・モードに移行し、電力効率を最適化します。また、負荷1W未満における高効率を実現することにより、システムのスタンバイ電力および平均消費電力を低減し、Energy StarやBlue Angelといった省エネ規格に準拠します。
VIPer17の標準的なスタンバイ消費電力は50mWであり、最適化されたトランス設計の使用によってこれを30mWまで低減することができます。
スイッチング周波数ジッタリングを備えたPWM動作も、スイッチング周波数のEMIを減少させることで設計課題の緩和につながります。これにより、家電、コンスーマ製品、照明器具などのアプリケーションにおいてシールド要件が軽減され、
VIPer17によるコスト低減効果がさらに拡大します。
VIPer17は、低コストな7ピンのスルーホールDIPパッケージ(Nタイプ)および表面実装のSMDパッケージ(Dタイプ)で提供されます。デバイスのレイアウトは、パワーMOSFETとコントローラをダブル・アイランドで配置しており、幅広い動作条件下における信頼性を高めています。
出荷可能な
VIPER17LN / VIPER17LDおよび
VIPER17HN / VIPER17HDは、それぞれ60kHzと115kHzの固定スイッチング周波数で動作します。これらの新型デバイスは、既存の
VIPER12および
VIPER22コンバータと共に量産対応中で、約10,000個購入時の単価は約0.37ドルです。