デジタル・ビデオIC分野の世界的リーダーで、DisplayPort規格を推進するSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、次世代ディスプレイ相互接続規格であるDisplayPortへの速やかな移行を促進する、世界初の1チップDisplayPort/VGAコンバータを発表しました。
STDP3100は、DisplayPort対応のデスクトップPC、ワーク・ステーション、ノートPC等と、従来のアナログVGAモニタやプロジェクタとの接続を可能にします。これにより、高い柔軟性を装置購入者やユーザに提供し、新しい高性能デジタル・ディスプレイ・インタフェースの普及を加速します。DisplayPort入力、VGA出力、およびサポート機能を1チップ化した
STDP3100は、現在の複数チップによるソリューションに代わって、より小型で低消費電力、さらには高信頼かつコスト効率に優れたケーブル・アダプタを実現します。このケーブル・アダプタは、DisplayPort対応ノートPCや、広く普及している従来のモニタおよびプロジェクタ間の接続に使用することができます。その利便性により、ユーザや企業は、モニタおよびプロジェクタの即時アップグレードが不要になります。
STDP3100は、ノートPCに加え、チップセットのDisplayPort移行が進むドッキング・ステーションへの搭載も可能です。
現在、PCとモニタ間のディスプレイ相互接続は、アナログVGA規格もしくはDVI規格に基づいています。しかし、両規格とも、PCユーザが求めている大画面ディスプレイの演色およびピクセル解像度に十分対応していません。高帯域幅でセキュアなデジタル・インタフェースであるDisplayPortは、Blu-rayプレーヤ、インターネットTV、デジタル・カメラ、HDゲーム等において、PCユーザが高品位マルチメディア・コンテンツをWQXGA(2560 x 1600)およびFHD 120 Hzの解像度で視聴することを可能にします。DisplayPortは、VGAやDVIとは違い、オープン・スタンダードとして発展しており、現在最速のHDデータ転送速度を超える1リンク当たり最大10.8 Gbpsの帯域幅をサポートできるよう設計されています。
STDP3100は、DisplayPort 1.1a規格に準拠した2レーンDisplayPortレシーバをサポートしています。これは、10億色以上の表示が可能なWUXGA(1920x1200)対応のディスプレイ上で、1080pのHDビデオをサポートします。消費電力の低い
STDP3100を使用することで、DisplayPortソースからの電源供給が可能になり、その柔軟性によって、低コスト化、省スペース、および簡素化の他、使いやすさの向上を実現します。さらに、スタンバイ・モード(20mW)も備えており、国際エネルギー機関の「1-W Plan」等の基準への適合も容易です。
STDP3100は、小型64ピンLQFP(10x10 mm)パッケージに実装され、インライン・ケーブル・アダプタ、ノートPC、およびドッキング・ステーションに搭載することが可能です。主要メーカーの各種DisplayPort対応デスクトップPC、ノートPC、およびグラフィック・カードとの相互運用性は既に実証済みで、設計リスクと設計コストを抑えながら迅速な製品化が可能です。
現在、
STDP3100は、主要顧客向けに数量限定でサンプル出荷中です。大量購入時の単価は、約3.90ドルです。