STニュース
 

P2445T

2009年12月8日

Portland Group、
科学者やエンジニア向けにGPUの計算能力を利用可能にする
PGI Release 2010を発表

Portland Groupの最新コンパイラは、
PGI Acceleratorプログラミング・モデルとPGI CUDA Fortranをサポート

  STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)の完全子会社であるPortland Group®は、Linux、Mac OS XおよびWindows向け高性能並列化コンパイラ・開発ツールであるPGI® Release 2010を11月17日(火)に販売開始したことを発表しました。PGI Release 2010は、NVIDIA CUDA(注1)対応のグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)を内蔵したx64プロセッサ・ベース・システムにおけるPGI Acceleratorプログラミング・モデルv1.0のフルサポートを含む初の製品です。PGI Release 2010には、PGI Acceleratorプログラミング・モデルを用いたアクセラレータの高水準プログラミングのサポートに加え、PGI CUDA Fortran、明示的なGPUプログラミング・モデル、および上級プログラマがNVIDIA GPUプログラムのあらゆる側面を直接制御できるアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)も含まれます。

PGI Acceleratorプログラミング・モデルは、ホストCPUに接続された性能を向上させるためのアクセラレータ上で実行可能なFortranおよびCプログラムで、コード領域の指定のために使用されるコンパイラ指示文の集まりです。PGI Accelerator指示文を用いて最適化されたアプリケーションは、他のコンパイラおよびプラットフォームへの完全な移植性を維持したまま、GPUアクセラレータの有無に関わらずシステム上で実行されます。

PGI Release 2010は、以下の新たな特性を含め、PGI Acceleratorプログラミング・モデルのフルサポートを提供します。
  • GPUデバイス常駐データ:アクセラレータ領域およびサブ・ルーチン境界全域における、データ定義とデータをGPU上に常駐させる機能
  • FortranでのCOMPLEXおよびDOUBLE COMPLEXデータ型のサポート
  • C構造体およびFortran派生型のサポート
  • 性能向上のための自動GPU側ループ・アンローリング
  • OpenMP並列領域にネスト化可能なAccelerator領域のサポート
  • Linux、Mac OS X(Snow Leopardを含む)、Windows(Windows 7を含む)のサポート
PGIのディレクタであるDouglas Milesは、次の様にコメントしています。「ほとんどのHPCシステム(高性能コンピューティング)が、5年以内に何らかの形でx86 CPUおよびアクセラレータの両方を搭載するでしょう。PGI Release 2010コンパイラは、演算を加速させる上で、主流のHPCアーキテクチャとしての役割を果たすでしょう。」

PGI CUDA Fortranには、Fortranを用いたNVIDIA GPUのネイティブ・プログラミング用のFortran 95/03コンパイラおよびツール群が含まれます。CUDA Fortranサブ・ルーチンは、x64ホストCPUが制御するNVIDIA GPUの何百ものコア上で、同時に起動・実行することができます。NVIDIA社と共同で開発されたPGI 2010 Fortran 95/03コンパイラでサポートされるPGI CUDA Fortranの拡張機能により、HPC開発者はCUDA GPU上でのデータ移動、メモリ使用量、計算の全側面を明示的に制御することが可能です。

PGI Release 2010のコンパイラおよびツールに追加された新機能には、より多くのFortran 2003関連の機能、GNUおよびMicrosoft社製のコンパイラとの互換性が改良された最新のEDG 4.1 C++フロントエンド仕様、256コアまでのOpenMP並列プログラミング・サポート、AVXコード生成のサポートが含まれます。PGI Release 2010には、PGPROF性能プロファイラに対する大きな機能の更新が含まれ、これには、再コンパイルや特別なソフトウェア権限が必要ない形で、バイナリ実行ファイルのパフォーマンス・プロファイリングを行うことができる機能、Linux、Mac OS X、Windows上の定型的操作や機能の提供、PGI Accelerator / PGI CUDA Fortran GPU側パフォーマンス統計のサポート、および最新のグラフィカル・ユーザ・インタフェースも含まれます。PGI Release 2010は、Red Hat Fedora 10/11、SuSE 11.1、Ubuntu 9、Mac OS X Snow Leopard、Windows 7を含む、最新のオペレーティング・システムをサポートします。

Microsoft Visual Studio向けPGI Visual FortranのPGI Release 2010の強化された機能には、NVIDIA CUDA対応のGPUにおけるPGI Acceleratorプログラミング・モデルおよびPGI CUDA Fortranのフルサポート、コモン・コンパイラ・フィードバック・フォーマット(CCFF)のサポートを伴うx64およびGPU向けPGPROFパフォーマンス・プロファイラを独立したユーティリティとして提供することが含まれます。CCFFは、どのようなコンパイラ情報が保存されているか、その情報がどのようにフォーマットされているかを定義する、PGIにより提案されているドラフト標準です。CCFFによりHPCツールの供給者は、パフォーマンスの最適化に関して、より多くの良質な情報を提供することができます。

PGI Acceleratorプログラミング・モデルの詳細は、以下URLでご覧頂けます。
http://www.pgroup.com/accelerate
PGI CUDA Fortranに関する情報は、以下URLでご覧頂けます。
http://www.pgroup.com/cudafortran
新しいPGI Release 2010コンパイラの評価版コピーは、以下URLにて登録後、入手可能です。
http://www.pgroup.com

(注1) CUDA™はGPU搭載のNVIDIA製品のアーキテクチャです。

文中で言及しているすべての商標、商品名、サービス・マーク、およびロゴは、それぞれの企業の所有物です。
Portland Groupについて
sim
STマイクロエレクトロニクスの100%子会社であるPortland Group(社名:The Portland Group, Inc. )は、ハイエンド・コンピューティング・システムとx64・x86プロセッサ・ベースのワークステーション、サーバ、クラスタ向け高性能Fortran、C、C++コンパイラ/ツールを提供するトップクラスのサプライヤです。PGI®コンパイラおよびツールは、海洋モデリング、気象予測、地震解析、バイオインフォマティクスなど、複雑な現象のモデリングとシミュレーションを行う技術計算分野である、高性能コンピューティング(HPC)において幅広く使用されています。PGIコンパイラは、ソフトウェア・プログラムを、コンピュータが理解できるバイナリ命令に変換するものであり、幅広いアプリケーションやベンチマークにおいて世界トップクラスの性能を実現していることから、HPCコミュニティにおける評価が高く、性能と信頼性に関する業界標準として注目されています。Portland Group製品の詳細については、www.pgroup.comをご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2008年の売上は98.4億ドルでした。
さらに詳しい情報は、STのホームページをご覧ください。
  ST日本法人 http://www.st-japan.co.jp
  STグループ (英語) http://www.st.com
◆ 日本国内でのお問合せ先
株式会社ソフテック
HPCソリューション部 加藤
TEL: (03)-3412-6008
Mail: info@softek.co.jp
www.softek.co.jp


株式会社ベストシステムズ
TEL: (03)-5825-0590
Mail: sales@bestsystems.co.jp
www.bestsystems.co.jp
◆ 米国でのお問合せ先
Portland Group
営業部
Tel:+1 (503) 682-2806
Mail : sales@pgroup.com
www.pgroup.com