コンスーマおよび携帯型アプリケーション向けMEMSのサプライヤとして世界第1位
(1)のSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、マルチ・センサ慣性計測デバイス(IMU)である
iNEMO™ファミリの最初の製品を発表しました。各種モーション・センサ、地磁気センサ、圧力センサ、および温度センサを、32bitマイクロコントローラ(以下マイコン)および専用ソフトウェアと共に1モジュールに統合することにより、ゲーム、ユーザ・インタフェース、ロボット、携帯型ナビゲーション機器、患者モニタ等の幅広いアプリケーションにおいて、機能と性能の大幅な向上を実現します。
世界トップクラスのMEMSセンサが豊富に揃ったSTのポートフォリオをベースとする
iNEMOファミリの製品は、リニア加速度、回転、磁気の各物理量に対する3軸での検出に加えて、温度と気圧/高度の計測値の組合せを提供する、ST初の10項目の自由度
(2)を備えた慣性計測デバイスになります。これらの慣性計測デバイスは、データ・ロギング用のメモリ・カード・ソケットや、USB、ZigBee
® 、GPSを含む有線/無線接続用の専用コネクタを搭載しています。
iNEMOファミリの最初の製品である
STEVAL-MKI062V1は、6種類のセンサと32bitマイコンを統合した製品で、評価ボード(4.5x5cm)の形で提供されます。ファームウェア・ライブラリ、PC用のグラフィック・ユーザ・インタフェース、および各種アプリケーション向けの一連のソフトウェア・ソリューションは、
www.st.com/iNEMOにて提供されています。
最新の
iNEMO(v2)では、さらなる小型化が進み、高度なセンサ融合アルゴリズム(Attitude Heading Reference System)の実行により、静的および動的な方向と慣性の測定値が提供されます。
iNEMO (v2)は、2軸ジャイロ・センサ(ロール&ピッチ検知、
LPR430AL)、1軸ジャイロ・センサ(ヨー
(3)検知、
LY330ALH)、6軸地磁気モジュール(
LSM303DLH)、圧力センサ(
LPS001DL)、および温度センサ(
STLM75)の5種類のST製センサを統合した製品です。全てのセンサとAHRSアルゴリズムは、ボード上に搭載された
STM32マイコンによって管理されます。同製品は、評価ボード(4x4cm)と、必要な全てのファームウェアおよびソフトウェアで構成されており、2010年第2四半期に提供可能になります。
STのグループ・バイス・プレジデント 兼MEMS・センサ・高性能アナログ製品事業部ジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメントしています。「今回のiNEMOの発表により、市場が求める全てのセンサおよび処理機能を提供するSTの能力が業界トップクラスであることが確認されました。STは、まさにセンサのワン・ストップ・サプライヤです。」
STのインダストリアル&マルチセグメント部門のシステム・ラボ&テクニカル・マーケティングにおけるサブシステム製品グループ担当ジェネラル・マネージャであるMatteo Lo Prestiは、次の様にコメントしています。「STはMEMS技術開発の第一線で挑戦を続け、
iNEMOファミリのロードマップに関しても単一パッケージで10項目の自由度を実現する慣性計測デバイスを目標としています。」
(1) iSuppli(2009年12月)
(2) 10項目の自由度とは、3軸のリニア・モーション + 3軸の回転モーション + 3軸の磁気モーション + (追加の1軸の)高度を合計した値です。
(3) ヨー、ピッチおよびロールは回転運動の種類です。ヨーは垂直軸を中心とする回転、ロールは前後軸を中心とする回転、ピッチは左右軸を中心とする回転です。