会社概要

STマイクロエレクトロニクス(以下ST)は、世界最大の半導体メーカーの1社で、2011年の売上は97.3億ドルでした。 業界で最も広範な製品ポートフォリオを有するSTは、高度な技術力と設計ノウハウ、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、そして大規模な製造力を駆使することにより、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体ソリューションを提供しています。

製品分野
ST は、特にマルチメディア、パワー、コネクティビティおよびセンシング等のアプリケーション向けに優れた技術を有しています。売上の分野別比率は、エリクソン社との対等出資により設立した合弁会社 ST-エリクソンのワイヤレス事業を含め、業界の主要分野でバランスよく構成されており、通信(24%)、自動車(20%)、コンスーマ(11%)、コンピュータ(14%)、産業(10%)および代理店経由(21%)(1)となっています。 またSTのソリューションは、その世界クラスの製品・技術をベースに、人々の豊かな生活、より良い社会、そして環境保護の実現に大きく貢献しています。

  • 人々がいつでもどこでも相互に情報をやりとりできるスマート・コンスーマ機器において、マルチメディアと通信の融合を実現
  • 発電・送電から電力消費にいたる全ての過程でエネルギー効率を改善
  • 全てのデータにセキュリティと保護を提供
  • 急成長中のヘルスケアと健康分野への取組みが、人々のより健康的な生活に貢献

市場ランク
ST は、産業用機器向け半導体、インクジェット・プリンタ用ヘッド、コンスーマ・携帯型機器向けMEMS (Micro-Electro-Mechanical Systems) 、MPEGデコーダ、スマートカード用IC、自動車・コンピュータ周辺機器・ワイヤレス用半導体など、様々な分野において世界をリードしています。

一般情報
ST は、1987年、イタリアの「SGS Microelettronica」とフランスの「Thomson Semiconducteurs」の合併により誕生し、1994年に株式を公開しました。STの株式はニューヨーク証券取引所(NYSE: STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)およびミラノ証券取引所(Borsa Italiana)に上場しています。 

STグループ全体の従業員数は約50,000人(2)です。主要製造拠点12ヶ所、先端研究開発センター10ヶ国、 世界各国に営業拠点を有しています。

STグループの本社はスイスのジュネーブにあります。 地域別組織の各本社は、ヨーロッパ・中東・アフリカ地区(EMEA)がジュネーブ、アメリカ地区がコッペル(米国テキサス州)、グレーター・チャイナ・南アジア地区が上海、日本・韓国地区が東京です。

研究開発
STは創業以来、研究開発に対して積極的な取組みを続けており、従業員の約4分の1がR&Dならびに製品設計に従事しています。2011年の研究開発費は、売上の約24%に相当します。 業界で最も革新的な企業の1社であるSTは、出願中のものを含め約2万1500件の特許(3)を保有しています。 また、先端CMOS(相補型金属酸化膜半導体)、ミックスド・シグナル、アナログおよびパワー製品の製造プロセスを含め、先進的な半導体製造技術を多く有しています。STは、次世代CMOS技術の研究開発を行うISDA (International Semiconductor Development Alliance) のパートナー企業です。

製造
STは、前工程工場(ウェハ製造)と後工程工場(組立・テスト・パッケージング)の世界的なネットワークを展開しており、コスト効率に優れた独自の製造設備による安定した製品供給を実現しています。 STの主要ウェハ工場は、アグラテ工場とカターニャ工場(以上イタリア)、クロル工場、ルッセ工場、ツール工場(以上フランス)およびアン・モ・キョウ工場(シンガポール)です。 これらのウェハ製造工場を補完する形で、中国、マレーシア、マルタ、モロッコ、フィリピンおよびシンガポールに世界クラスの組立・テスト工場があります。

提携
STは創業以来、パートナーシップの構築を積極的に推進しており、世界中の主要顧客、サプライヤ、競合他社、および主要な大学や研究機関との戦略的提携に基づく世界的ネットワークを構築してきました。
例えば、Sharp社およびEnel社と共に、太陽光発電分野における技術開発・製造・マーケティング面を網羅したユニークな合弁企業を設立しました。 さらに、STはヨーロッパの先端技術研究プログラムにおいて重要な役割を担っています。

企業責任
ST は、環境に対する責任の重要性を最初に認識した世界的企業の1社です。過去15年以上にわたり、STの各サイトは、企業責任のあらゆる分野における卓越性に関して100以上の賞を受賞しており、その範囲は、品質から製品責任、企業統治、社会問題、従業員の健康・安全、環境保護への取り組みにまで及んでいます。 STの企業責任に関するポリシーは「Principles for Sustainable Excellence(持続可能な卓越性の理念)」(4)に詳述されており、その実績は毎年発行される企業責任レポート(5)で報告されています。

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(1) 2012年第1四半期のSTの分野別売上比率:ST-エリクソンの売上は通信および代理店経由に含む
(2) 2011年12月31日時点のSTの詳細情報は、年次報告書(20-F) をご覧下さい http://investors.st.com/phoenix.zhtml?c=111941&p=irol-reportsannual
(3) ST-エリクソンの研究開発費を含む
(4) http://www.st.com/internet/com/about_st/sustainable_development.jsp
(5)http://www.st.com/internet/com/about_st/company_reports_st.jsp

 2012年4月